クロスの貼り分け~入隅・出隅について~
お久しぶりです!
最近はありがたいことにたくさんの方からプランのご依頼をいただき、
バタバタしておりました。
なかなかブログの更新ができず申し訳ございません
さて、今回は以前お施主様からご質問いただいた
クロスの貼り分けについてお話したいと思います。
玄関ホールにはこのクロスで階段室にはこのクロス…
各部屋はこのクロスで…
と、クロスの貼り分けについて悩まれるお施主様は少なくありません
クロスを選定していくときに、
“入隅”と”出隅”という言葉を聞いたことはありますか?
凸凹している凸の部分が”出隅”、凹の部分が”入隅”です
写真は、入隅の部分でクロスを貼り分けていますね。
というのも、出隅の部分でクロスを貼り分けてしまうと、
指で触ったり物が当たったりした際にすぐにめくれてきてしまいます。
では入隅はめくれてこないの?と思う方もいらっしゃると思うのですが…
こんな感じで、ジョイントコークと呼ばれる
ボンドのようなもので上から押さえて仕上げるため心配はありません
しかし、どうしても出隅部分でクロスを貼り分けたい!!!
という方もいらっしゃるかと思います。
そんな時は”見切り材”の出番です
矢印の先にある、白い縦ラインの物が”見切り材”です。
これを取り付けることで強制的に”入隅”を作り、
先ほどのジョイントコークを使用して仕上げます
弊社ではできるだけ”見切り材”が目立たないように、
9㎜×20㎜の細い材料を使用し、
クロスと同系色に塗装させていただいております。
特に”入隅”、”出隅”だらけの階段室の上部…
どこが壁でどこが天井と認識するべきかなんとも言えませんね。
ですので、階段室と廊下の壁・天井は
同じクロスにさせていただくことが多いです
いかがでしたでしょうか?
アクセントクロスを貼りたい時は入隅のある部分に使用すれば
見切り材を付けなくて済むんだな…
出隅部分でも見切り材を使用すれば貼り分けはできるんだな…
など、少しクロスの貼り分けについて
考えやすくなったのではないでしょうか。
クロスの貼り分けでお悩み中の方は、是非
“入隅”と”出隅”に注目してみてください