ジャパン建材フェア
こんにちは!設計部の田中です。
先日、東京ビックサイトで開催された「ジャパン建材フェア」というイベントに行ってきました
約200社のメーカーが様々な最新の建材や設備を展示・販売するもので、3年ぶりの開催となりました。
普段からお世話になっている販売業者の方に案内していただき、広大なホール内を見て回りました。
お風呂やキッチン、トイレといった住宅設備や床材、照明器具といったモノはもちろん、
断熱材や外構に関わる建材、ネジや鋼製束(建物の土台と大引きを繋ぐ部材)など建築工事に関わる細かなモノまで、とても幅広く展示されていました
メーカーの方の説明を聞いて、名刺を交換し、直接交流するということが新鮮で、とてもとても良い経験になりました。
2日間に渡っての参加だったので、かなり疲れましたが、充実した時間でした
2日目は少し時間があったので、上野エリアを散策しました
こちらの国立西洋美術館は近代建築の巨匠ル・コルビュジェが設計した美術館です
近代建築の要素として特徴的な「ピロティ(柱だけで支えた1階部分にある空間)」がかっこよかったです。
玉石が敷きつめられたパネルで覆われた外壁にも趣きがありました
東京都美術館では、「フィン・ユールとデンマークの椅子」の展示がされていました
フィン・ユールとは、Yチェア(CH24)で有名なハンス・J.ヴェグナーやエッグチェアで有名なアルネ・ヤコブセンらと共に、家具デザイン界を盛り上げた、デンマークの近代家具デザインにおける建築家・家具デザイナーです。
展示では、彼らが家具デザインに勤しんだ背景や時代の流れや、家具製作会社との関係などが細かく説明されており、興味深い内容でした。
当時の品評会の様子や、名だたるデザイナーたちが集まった写真もみることができ、まるでタイムスリップしたようでした
これはフィン・ユールがデザインした代表的な椅子「イージーチェア」です。
アーム部分が繊細で、とても滑らかに磨かれており、うっとり見惚れてしまいました
名作の椅子たちがずらりと並んでいて、どことなく緊張感がありました。
そしてこちらが、個人的に大好きな「Yチェア」です。光栄なことに実際に座ることができました!
背もたれの部分がYの字になっていて、各脚を支える横の部材が単に真っすぐではなく
中央に向かって膨らみがある所がとても良いです!
座面のペーパーコードの部分は、初めは不安定なんじゃないかと思っていましたが、座ってみるとよくフィットします。緻密に編み込まれていました…
この2日間、とても充実した時間を過ごせたので、より一層頑張れそうです
暑さもに耐えるのもあともう少し。。。頑張ります