HEMS・IoTについて考える
こんにちは!福井です。
今回は少しマニアックなお話です。
皆様、「HEMS」や「IoT」という言葉は聞いたことがありますでしょうか?
HEMSとは「Home Energy Management System」の略で、
家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです
電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」したり、
家電機器を「自動制御」したりします。
IoTとは「Internet of Things」の略で、
「モノのインターネット」という意味になります。
何ができるのかといえば…
①モノを操作する(ex. 外出先から家のエアコンをONにする)
②モノの状態を知る(ex. 玄関のドアが閉まっているか確認する)
③モノの動きを検知する(ex. バスのリアルタイムの運行状況を把握する)
④モノ同士で通信する(ex. 室内に人が立ち入ったら照明を明るくする)
主に上記の4種類のようなことができます。
なんだか近未来的ですね
しかし今、HEMSやIoTに対応しているマンションや住宅が増えてきているのです!
(マンションの広告を見てみると結構あります)
「アレクサ」や、「OK,Google!」
これもIoTの1つですね
実際、昨年竣工した防音室のあるM様邸はHEMSを導入しており、
IoTにも対応しています!
家中の電力の消費具合が確認できるようになっていたり、
エアコンの操作が外部からできたり、
宅配ボックスに荷物が届いているのが確認できたり
そして先日、M様邸のIoTを完成すべく電気工事に入らせていただきました。
玄関ドアの鍵の施錠ができているか外部からでも確認でき、
さらには施錠の操作もできるようにする、といった内容です。
IoTの「①モノを操作する」と「②モノの状態を知る」についての工事ですね。
HEMSやIoTに対応している製品はパナソニックやLIXIL等、
いろんなメーカーから出ているのですが
どれも相互性の確認が取れていなかったり、メーカーによる壁があるため
何とも中途半端…といったところで、
今回も玄関ドアはLIXIL製、携帯から確認できるシステムはパナソニック製で
メーカー同士の相互性が確認できていないものだったため、
まさに実験のような工事をしたのです。
↑玄関の電気錠システムからパナソニックのシステムへ
電波を飛ばす機器を設置している様子です。
工事自体はさほど難しくはありませんが、
なんにせよ正解のない工事ですので設定に戸惑い、少し時間がかかりました。
・・・が!
何とかシステムのコントロール画面に電気錠の項目が!!!
そして無事、M様のスマホからも操作確認ができました
本来であればメーカーの保証のできない工事はするべきではないのですが、
「上手く作動できなくてもいいので実験してみてほしい!!」
といったM様の強い探究心から特別に今回の工事に至りました。
何とも貴重な経験をさせていただいた次第です。
これにてM様邸の工事は終了にはなりますが
1年点検やメンテナンス工事等、これからも長いお付き合いになります。
M様、今後ともよろしくお願いいたします